第3回シニアギターコンクールinギター文化館


集合  5月3〜4日の両日、茨城・石岡のギター文化館で行われた第3回シニアギターコンクール(主催ギター文化館)は、その名のとおり、シニア限定のコンクールとして、クラシックギター界に新風を起こしています。35歳〜54歳の「ミドルエイジ」、55歳以上の「シニアエイジ」という2部門からなるこのコンクールは、ギターに長年親しんでいる、あるいは再チャレンジしているという年配ギタリストにとっては、新しい目標として早くも定着し始めているといってよいのではないでしょうか。

 テクニックと音楽性の高度な融合を競う既存のコンクールとはひと味もふた味も違う「味わい」の演奏にも大きな価値を認めるといった側面もあり、熟年アマチュアがますます活躍するであろう時代に合った、いわば真の最先端コンクールということもできそうです。

 今年も多数の応募がありましたが、テープ予選審査を通過したミドルエイジ13名(2名棄権)とシニアエイジ15名、計28名が5月3日に集合し二次予選を行い、翌4日、これを勝ち抜いた6名ずつによる本選を行いました。

 好天に恵まれた両日、迫真の演奏、また愉悦の演奏を聴かせた12名の姿を紹介します(写真下の曲名は自由曲)。また、それぞれにギター、そしてこのコンクールに対する思いを伺いました。(写真をクリックすると出演者のコメントが読めます。)

(取材・写真・構成:ギタークラブ)

↑上の写真は審査員の各先生を交えての記念撮影。審査員は以下の各氏。上段左、文化会館木下氏の隣から、小原聖子、大沢一仁、藤井敬吾、角圭司、佐藤純一の各先生。予選審査ではほかに足立江美子、大島直のふたりが参加した。


ミドル35〜54歳の部


シニア55歳〜の部