ギター文化館 シニアギターコンクール
シニアエイジ55歳〜の部
第5位


菅原 貞司 インタビュー



ーーギターはいつ頃から始めましたか?

菅原  初めて手にしたのは中学生の時で、独学で友だちと弾いていま した。
先生に習い始めたのは40歳のときです。仙台の斎藤功一先生に。今も 斎藤先生に習っています。

ーーよくコンサートをされていますよね? ティー&ケーキコンサート、 それは斎藤先生門下で?

菅原  そうです。生徒や賛同してくれる方々で集まって開いていま す。

ーーコンクールは他に出られたことがありますか?

菅原  今回これが初めてです。

ーーきっかけはなんですか?

菅原  一昨年だったかな、教室の仲間が、クラシカルギターコンクール に出たんですよ。それの応援に行ったんです。
そのときのコンクールの雰囲気に憧れましてね。でも、普通のコンクー ルに出るには自分のレベルではとても追いつかないだろう、 夢だろうと思っていたんです。

でも、そのクラシカルに出た友だちが、とてもいい顔してたんです。全力出しきったというような。
とてもいい顔。
あの時の顔が忘れられなくて、私もああゆういい表情になりたいなって 思っていたんですよ。

そうしたらちょうど、現代ギターにここのコンクールが出ていて、先生 に見に行こうと思うんだと言ったんです。出るつもりではなくて。

そうしたら先生が、出てみたらいいじゃないかと言ってくれて...。

ーーへえ。

菅原  急遽出ることになったわけですから、今年の2月から課題曲の「舟歌」 を始めて……。

ーーどうでした? 演奏してみて。

菅原  うーん、緊張したけど、楽しかったですね。やっぱり。

ーー今日使われたギターは何でしたか?

菅原  ラミレスです。

ーーギターに惹き付けられる理由というのは何でしょうね?

菅原:なんでしょうね? 改めて聞かれると……。
じつは他の楽器をやったこともありました。
フルートとかね。でもギ ターに戻ってきましたね。

やっぱり、全部自分でできるからかな? 気を使わずに気ままにね。
自分ひとりで演奏できますしね。自分を見つめることができるという か……。
ギターは自分の心に入って行く楽器だと思う。

ーーお好きなアーティストは?

菅原  ブリームです。ブリームが弾くリュート組曲が大好きです。すり切 れるくらい聴きました(笑)。いつか弾きたいと思ってるんですけど。

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