ーーギターはどれくらい弾いてるんですか?
上野:クラシックギターを始めて7年目です。
ーーきかっけはどんなことでしたか?
上野 大学1年生になってギタークラブに入部したときです。
あのころは、フラメンコギターを弾いていましたが……。
ーー途中ブランクはなかったんですか?
上野 大学を卒業してからは仕事を始め、その後、結婚そして子育てと忙しく、
ギターは30年間押入れの中で眠っていました。
ーーでは再チャレンジということですよね?
その動機は?
上野 50歳を過ぎたころのことです。名古屋で大畑正幸先生のコンサートを聴いて、クラシックギターの音に惹かれ、再びギターを弾きたくて門をたたきました。
ーー今回のコンクールに出ようとしたきっかけは?
上野 たまたま現代ギター誌に載っているのを読んで、出てみようと思いました。
ーー他にコンクールに出られたことはありますか?
上野 今年の1月に行われたギターコンペが初めてでした。今まで、コンクールに出られるようなレベルではありませんでしたので。
今回このようなチャンスがあったので応募してみました。
レッスンを受けている松尾俊介先生からも、「いいですよ、やりましょう!」と言って励ましてくださいましたので。
ーー今日使われたギターは何ですか?
上野 名古屋に住んでいるときに紹介された、一柳さんのギターです。
工房へ行って話を聞いてるうちに、作っていただこうと思いました。
私の体のサイズに合わせて作ってもらいました。
ーーそれは嬉しいですね。
どれくらい使われていますか?
上野 まだ3年です。
ーー教室の発表会以外にどこかで演奏される機会はお持ちですか?
上野 明日、出身大学のOBと現役部員とで行う共同コンサートに出演します。今回で3回目になります。
ーーレパートリーはどのような曲がありますか?
上野 ソルのエチュードをずっと練習しておりますので、発表会の時は必ずその中の1曲を入れます。
あとは、最近はヴァイスの「ファンタジー」とか、今回演奏した「アルハンブラの思い出」
そして、ポンセのPor ti mi corazon(3つのメキシコ民謡より)など。
ーー印象に残っているコンサートやアーティストは?
上野 「アランフェス協奏曲」を弾かれた福田進一さんのコンサートです。
オーケストラをバックにして弾くギターの迫力とそのテクニックに感動しました。
ーーギターのどんなところに惹かれますか?
上野 やはり『音』のバリエーションの豊かさです。
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