ギター文化館 シニアギターコンクール
シニアエイジ55歳〜の部
第2位


上野 恵子 インタビュー



ーーギターはどれくらい弾いてるんですか?

上野:クラシックギターを始めて7年目です。

ーーきかっけはどんなことでしたか?

上野   大学1年生になってギタークラブに入部したときです。
あのころは、フラメンコギターを弾いていましたが……。

ーー途中ブランクはなかったんですか?

上野  大学を卒業してからは仕事を始め、その後、結婚そして子育てと忙しく、
ギターは30年間押入れの中で眠っていました。

ーーでは再チャレンジということですよね?
その動機は?

上野  50歳を過ぎたころのことです。名古屋で大畑正幸先生のコンサートを聴いて、クラシックギターの音に惹かれ、再びギターを弾きたくて門をたたきました。

ーー今回のコンクールに出ようとしたきっかけは?

上野  たまたま現代ギター誌に載っているのを読んで、出てみようと思いました。

ーー他にコンクールに出られたことはありますか?

上野  今年の1月に行われたギターコンペが初めてでした。今まで、コンクールに出られるようなレベルではありませんでしたので。
今回このようなチャンスがあったので応募してみました。
レッスンを受けている松尾俊介先生からも、「いいですよ、やりましょう!」と言って励ましてくださいましたので。

ーー今日使われたギターは何ですか?

上野  名古屋に住んでいるときに紹介された、一柳さんのギターです。
工房へ行って話を聞いてるうちに、作っていただこうと思いました。
私の体のサイズに合わせて作ってもらいました。

ーーそれは嬉しいですね。
どれくらい使われていますか?

上野  まだ3年です。

ーー教室の発表会以外にどこかで演奏される機会はお持ちですか?

上野  明日、出身大学のOBと現役部員とで行う共同コンサートに出演します。今回で3回目になります。

ーーレパートリーはどのような曲がありますか?

上野  ソルのエチュードをずっと練習しておりますので、発表会の時は必ずその中の1曲を入れます。
あとは、最近はヴァイスの「ファンタジー」とか、今回演奏した「アルハンブラの思い出」
そして、ポンセのPor ti mi corazon(3つのメキシコ民謡より)など。

ーー印象に残っているコンサートやアーティストは?

上野  「アランフェス協奏曲」を弾かれた福田進一さんのコンサートです。
オーケストラをバックにして弾くギターの迫力とそのテクニックに感動しました。

ーーギターのどんなところに惹かれますか?

上野  やはり『音』のバリエーションの豊かさです。


戻る