ギター文化館 シニアギターコンクール
ミドルエイジ35歳〜54歳の部
第3位


種谷 信一 インタビュー



ーーギターを始めてどのくらいですか?

種谷  40年……ですかね。中学からギターを始めて、最初は フォークとか、ポピュラー曲を弾いていて、大学2年くらいからクラシックギターを 始めました。

ーー先生についたんですか?

種谷  いえ、はじめは独学でした。大学では合唱部に所属してました。その後、 30年前に伊東福雄先生について8年間、毎週レッスンを受けました。

ーーコンクール経験は今回が初めてですか?

種谷  じつはこれまでいろんなコンクールに出たことがあるんですよ。 昔は東京国際ギターコンクールにも出場しました。結果は2次予選までで したが。

ーーいつ頃ですか?

種谷  習い始めて4〜5年した頃だったでしょうか。4回出ましたが、その時の課題曲は バッハのサラバンデとブーレ、ヴィラ=ロボスのショーロ第1番などでした。 ほかにもじつはたくさん出ました。国内の出られるコンクールは全部出たんじゃないかな(笑)。

ーーそれはすごいですね!

種谷  クラシカルギターコンクール、スペインギターコンクール、名古屋ギターコンクール、 日本ギターコンクール、ギター音楽大賞、山陰、山口、九州、ギター友の会オーディション。
今はなくなってしまった東北ギターコンクールにも出ました。 神奈川ギタリストオーディションでは8年前、埼玉ギターコンクールでは3年前に1位をいただきました。

ーーすごい勢いですね。

種谷  結婚してから10年くらいブランクがあるんですが、復帰してからですね、欲が出てきて、挑戦しまくりました。

ーーふだんも発表の場があるんですか?

種谷  アマチュアが何人か集まってステージで演奏して、それを聴き合う会がいろいろあります。
それから御茶ノ水のギターショップ・アンダンテで毎月、土曜ゼミナールというのがあって、そこにもよく出ています。

ーーところで今日使っていたギターはなんですか?

種谷  カルメロ・デル・バジェ 1979年製です。
アルカンヘルの工房で作られた、いわゆる「パラ・カサ・アルカンヘル」で、 ヘッドは自分で削って、アルカンヘルと同じ形に改造しました。 音色や高音と低音のバランスが気に入っています。

ーーお好きなギタリスト、アーティストを教えてください。

種谷  セゴビア、ブリーム、ほか好きなギタリストはたくさんいますよ。

ーーでは印象に残るコンサートはいつ頃のどなたのコンサートですか?

種谷  1982年7月12日、東京文化会館でのセゴビアは、 最初の1音から感動しました。

ーー今年は、ほかにどんなコンクールを目指しますか?

種谷  今年は、まだ決めていませんが、名古屋の課題曲がシニアコンクールと同じソルのメヌエットなので、エントリーを検討しています。

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